アルツハイマーと歯周病の関連性について〜九州大学の研究より

コラム

こんにちは。ながい歯科医院です。

認知症の中でも、最多を占める「アルツハイマー型認知症」

昨日のニュースでも、歌手の橋幸夫さんがアルツハイマーになったと報道されていました。

テレビを始め、多くのメディアでもよく見聞きする病名なので、皆様方はよくご存知でいらっしゃるかと思います。

厚生労働省の統計によれば、認知症患者は今後も増加傾向にあると予測されています。(認知症および軽度認知障害(MCI)の高齢者数と有病率の将来推計より)

特に、今年の2025年においては、認知症高齢者数は471.6万人に及ぶとされています。

この数値については、シリアスに受け止めるべきだと私は感じます。

ところで、認知症予防と言えば何があるでしょうか?

有酸素運動、引きこもらない、会話する、よく噛んで食べる、脳トレ….etc

挙げていけば、キリがありません。

どれも大変重要な予防法です。

今回、皆様にご紹介したい事は「歯周病と認知症の関連性」についてです。

実を言いますと、歯周病と認知症には相互関連性があるという事については、九州大学によって科学的に立証されています。

アルツハイマー型認知症は「βアミロイド蛋白」という物質が脳内に蓄積されて発症します。

九州大学は、歯周病菌が、このアルツハイマーの原因物質である「βアミロイド蛋白」の蓄積を促進していることを解明したのです。

※論文についてはこちらをご参照ください→「歯周病のアルツハイマー型認知症への関与メカニズム解明 著:武 洲」

お口の病気、特に歯周病は、身体全身のみならず脳にも悪影響を及ぼす

この事を、皆様には今一度しかと受け止めていただければと思います。

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